|
このプロジェクトでは眼鏡の‘見せ方’を再考してみました。
従来の商品展示形式の方向性をちょっとだけ変えてみよう。従来の展示は壁面の横棚やテーブルに整然と均一に商品が並べられ一方的に来訪者にアピールしてきます「私を見て。見て。」(受動的)。眼鏡たちが、どれも割かし一緒に見えてしまいます。今回はそこに‘探す’という体験をプラスしています「私を探し出してみてね。」(受動的+能動的)。能動的体験は、来訪者が1点1点の眼鏡を慎重に見る(探す)ようになり、より印象深く1本が選択できるようになるのではと考えたのです。またその事が空間の表情にリンクするようにも考えました。
具体的には壁面に眼鏡が1個1個入る、200超の扉の付いた格子棚を仕掛けています。扉は開いていても、閉じていても、半開きでもよいのです。眺める、開けてみる、覗き込む。期待感、発見。来訪者は自由に1つ1つの格子を体験し、お気に入りの1本を探し出す。おのずと従来よりも探し出すのに時間を要するためオーナーとの会話が生じる。空間としても扉の開閉及び開閉角度により表情が生まれる。
眼鏡の‘見せ方’を再考する事で、こだわりのセレクトされた眼鏡、来訪者との会話の楽しさ、空間の表情、がより魅力的なものになるよう試みました。
|